暗いくらい夜道で
ひもじいお腹をかかえ歩き
ふと
彼らのことをかんがえる
遥かとおい西のかなた
めぐみを待つひとびとを
こむずかしい問題
たとえば、価値観の相違や
宗教のこと
わたしにはわからない
和解しそうにもないこの世界
たいせつなことは目に見えるけど
ひとは、何を思って武器を手に取る
どうしようもないこの世界で
それぞれのたいせつなものを抱え
心の底辺に流れる思い
しずかにくゆらせながら
ただひとつわかるのは
皆まもりたいのは
優しさがこもっているものだってこと
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