夢の瀬

胸につかえる嫌悪感が
視界を黒く、黒く濁らせるのだ


どうしてわたしは
後悔しかできないのだろう
夢の瀬に
遥か遥か昔だったけど
わたしは天使だった
傷つくことなんかなかった心の

甘いアイスクリームを
あなたの分まで
食べてしまわなければ
よかった
ずっと夢の逢瀬で
漂っていられたならば





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