past

記憶と涙のはざまに
いつかうたっていた
燃えて崩れ落ちてしまいそうな
その意思をおもいだす

本気だった
同時にわたしは
なにもしらなかった
そしていつしか
わかっていた
この世界の
絶望

うたがきこえる
ひどく甘い　狂気に似た
理想は揺れに揺れて
ほら　もう
吹雪はやまないようだ

さかさづりになった
このてくびを見つめ
わたしは何を考える
そのはるかなうたをきき




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