ごめんね

いつもそうだった
かわりゆく景色の中で
きれいなガラスが
砕け散るような

いつも後悔ばかりで
流れ出していく時の砂を
恨んだけれど何も変わらない

わたしは結局誰だったのか
「誰か」ではなく
「わたし」として
人の心にいるのだろうか

切ないそよ風に
色を奪われ
雲一つない冬空を
わたしは
睨んだ




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