ショパン「雨だれ」より

けしてあなたを
裏切るわけではないのだよ
重たい瞼
頭痛が、あぁ、ひどい

あなたを忘れゆく
自分が恨めしい
いつしか姿も声も
思い出せなくなっても
空白な存在にはならない
あなた
遥か遥か遠くに、記憶が、
カケラとなる

涙を流す いつかの雨だれ
でもいつかわかっていた
もうここにはいられないと

あなた
わたしのことを
季節が巡り白の世界に出逢った
そのときは
思い出せないでいてほしい
そして違う色の花を
咲かせていて
くれるなら

今だけは
泣いてくれるなら






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